第90回全日本自転車競技選手権ロードレース U23 27位
こんにちは!
雨が嫌で早く梅雨明けしないかと思ってたら予想以上に早く梅雨明けしてびっくりしている横矢です。(晴れ男説出てきた)
今回は6月25日に広島県中央森林公園で開催された全日本自転車競技選手権U23に出場してきました。
全日本選手権は文字通りその年の日本一を決めるレース。普段プロとして走っている同年代の選手も多く出場するレースということで今まで走ったレースの中で間違いなく一番レベルの高いレースでした。
去年の高石杯で出場資格を獲得してからこの日のためにトレーニングを積んできて、自分なりにそこそこうまく調子を上げることができました。そこでこの記事はレースレポートとして、さらに備忘録として残したいと思います。
レースまでのコンディショニング
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1~3月
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ベーストレーニング (寒いの苦手だから月1000kmくらい)
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4月~5月
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6月
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月:オフ、火木:BM朝練+手賀沼、水:房総練、金:回復走、土日:房総、筑波で乗り込み
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1週間半前の6月15日までは乗り込み重視
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6月15日に大森と雨対策練で雨の中、中強度でロングやったら5日間くらい踏めなくなってちょっと焦った
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1週間前からは長くても100kmくらいで、メニュー練のみにして疲労が残らないような練習に。
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レース前はかなり調子が良くて、3日前に現地で少し走った時の登りの感触も良かった。
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苦手だったスプリントも大森からいろいろ教えてもらって前よりかかりが良くなっていた。
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心配だったのは予想外の暑さ。時期的に雨になる確率が高かったから暑さ対策はあまりできていなかった。
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レベルの高い練習会にも多数参加させてもらいました。いつもありがとうございます🙇♂️
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こんな感じでコンディショニングをした。普段パワメどころか心拍計もつけていないから、数値上での調子の良し悪しはわからないけど感覚的に調子が上がっていることは分かった。多分パワメ付けて数値で管理するよりも自分の体と向き合いつつコンディションを上げていく方が自分のやり方にあっている気がする。
当日の記録
目標
20位以内で完走
結果
27位
体重
56kg
機材
ホイール:Fulcram Racing Speed 50
タイヤ:veloflex corsa 25c (F:6.5bar,R:6.5bar)
天候
曇り、時々晴れ
レース中は中盤で2周くらい晴れ間が出てその時だけ暑かった
補給食
グランフォンドウォーター、特製コーラ
内容
当日は5時に起床。レースが8時からだったから3時間前の5時にはご飯も食べておきたかった。ただ、前日バタバタして寝るのが少し遅くなったので睡眠時間とる方を優先。
会場には6時半ごろ到着した。
弥彦ロードの最後尾スタートで痛い目を見たので、反省を活かすべく早めにアップして検車を済ませた。
スタートの30分前にはスタートの位置付近で待機を始めた。フリーダムのヒッキーと二人でのんびりしてたら急に俺らの後ろにみんな並び始めた。さらにカメラマンまで俺らのところに来て撮影が始まり、レース前は俺らがレースを支配してた。
そんなこともあってスタートは無事最前列で並ぶことができた。
去年全日本の出場資格を取った時にぼんやりと全日本がどんなものか想像したのだが、その時はスタート前は結構緊張すると思っていた。だが蓋を開けてみると全く緊張せず、いつも通りのスタートだった。
スタート後は前から4番目で下りに入った。
今までのレースを復習していると最初から激しい展開が多いイメージだったから今年もそうなるだろうと予想していたが、暑さが予想された事と、みんな留目をマークしていた事で序盤は緩い展開になった。
何回か集団の先頭に出て、これが全日本の先頭か〜と、先頭の景色を楽しみつつ前半戦を消化した。
レースの展開的には途中で2人逃げができたりしていたが、最初から動きすぎると後でしんどいのはわかってるので基本集団の前の方で位置取った。
留目も最初から何回もアタックしてたがほぼ全員のフルマークを受けて走りづらそうだった。
スタートから1時間を過ぎたあたりで水が無くなったので補給を取った。
補給はほぼチームメイトのべっちゃんに頼んだ。わかりやすいようにインドカレーサーラのジャージを来てもらったんだけど、鹿屋体育大学の黄色と同化して全然分からない問題が勃発笑
暑いから早めに補給するようにしてたけど、中盤水が切れたタイミングで2周位どこにいるか分からずに補給を受け取れなくて干からびそうだった。
そんなこともありつつも普段からやっていて慣れてるだけあってべっちゃんのボトル渡しはとても受け取りやすかった!
ラスト1時間になったあたりでコーラを受け取り、カフェインと糖分補給。
レース中にコーラを補給するのは初めてだったけど、頭が冴えるし体も少し軽くなるから結構良いなと思った。
ラスト4周を切ったあたりで沿道にいつも一緒に練習している湾岸の雑賀さんや田村さんを発見。
応援で元気を貰いつつ最後に備えた。
正直ラスト3周位からはある程度足に疲労が溜まっていたのでどこまで着いて行けるかの勝負だった。
ただ、ここで日和るのは面白くないから少しでも隙があれば攻撃しようと考えていた。
ラスト3周辺りで一緒に出走したヒッキーが前の方に上がってきたのでいっちょ頑張るか〜と思い、3段坂と補給ゾーンを使って集団前方に上がった。
そのまま先頭付近でラスト2周へ。ここで焦ってもラスト1周のペースアップてキツくなるからポジションは保ちつつ足をなるべく使わないようにした。
その周の3段坂でヒッキーはキツそうな顔で後ろへ消えていった…
数少ない千葉勢としてここは頑張らねば!と思い気合が入った。
まだもう一段階踏む足は残っていたのでラスト1周で少しでも上のリザルトを狙えるように、そして後悔しないような走りをしようと思った。
受験を終えて以来夢中になってひとつの目標に向かって頑張るという事が無かった。
ただこの半年間は全日本という目標に向かって頑張る事が出来た。
受験がそうだったように努力が実る事の方が少ないと思っているけど、頑張った以上最後まで出し切ってゴールしたいと思った。
ラスト1周。
7人の逃げは既に50秒程差がついていて、一周で追いつくのはなかなか難しい事はわかっていた。
さらに、集団自体もまだ30人以上は残っていて集団スプリントになったら自分は不利なので出来れば数名で抜け出してゴールに飛び込みたかった。
すると、序盤の下り区間を終えて3段坂に入る手前でイナーメのらいくん含む5人くらいで抜け出せた。
アタックで抜け出せた訳では無いけどこれはチャンスだ!と思って回して行こうと声をかけた。
ここで抜け出して前でゴール出来ればシングルリザルトも見えてくるので全力で踏む。
3段坂で一緒に回してたメンツのペースが少し遅く感じたので少しペースアップしたくて踏んだら1人で抜け出す形になった。
ただ、3段目に入るところで後ろを見たら集団がすぐ後ろに来ていた。
集団に追いつかれるならなるべく登り終わりで追いつかれたかったから展望台の登りまでは全力で踏んでいこうと思い出し切る位のペースで登った。
だが、3段坂が終わってすぐの所で追いつかれ、そのままカウンターでペースアップした先頭集団に反応出来なかった。
ここで気持ちを切らしたら目標の20位以内も届かないと思い、しんどいけど踏ん張る。
展望台の登りは先に行ってしまった追走集団が遠くに見えた。
展望台の登りを終えるところで5人ほどのパックに入れたからそのままゴールを目指す。
ラストのヘアピンを先頭で抜け、後ろの様子を伺いつつゴールを目指す。
ラスト400mくらいでスプリントがかかり始めたので軽めのギアを意識してついて行く。
ただ足がだいぶきつくて、かからないスプリントになってしまった。
ゴール前で寺田君が踏み止めているのを見て、絶対に差してゴールしようと思い最後まで出し切ってゴール。
ゴール後父から27位だったと聞いて、残念な気持ちと清々しい気持ちが生まれた。
だが応援に駆けつけてくれた千葉勢達と話しているうちに楽しかったという気持ちが1番大きくなっていた。
振り返り
今まで出場したレースの中で1番レベルが高いレースになったが、その中でも自分なりに動いて走ることが出来た事は素直に嬉しかった。
もちろん、レースの展開でこうしておけば良かったと思うところはあるが、今の実力は全て出し切れたと思う。
目標には届かなかったけど、トップクラスとの実力差はよく分かったし、その差は埋められると思った。
単純な脚力だけじゃなくて、走り方、考え方は参加させて貰った色んな練習会で培うことが出来た。本当に恵まれた環境にいると思う。
当日出し切れたのも、サポートしてくれた両親、小西さん、べっちゃん、応援してくれたみんなのおかげ。
本当にありがとうございました🙇♂️
来年の全日本選手権の出場権も獲得できたので、長期的な目標は来年の全日本。
そして短期的な目標は次戦のJBCF石川、古殿、学連のオープンロード。
ひとまず1週間はレスト周にしてシーズン前半戦の最後、さらにはシーズン後半に向けてもう一度コンディションを整えていこうと思う。
学連のレースにもいよいよ参加できそうなので引き続き応援、練習会、サポートよろしくお願いします‼️
ではでは👋
↑レース後の広島焼きは最高だった