高石杯関東地域ロード 一般の部
公式戦としては今季最終レースとなった高石杯に出場した.弊チームからは自分と,最近何かと話題の大森二人で参戦することになった.
目次
・機材
WHEEL : EASTON EC90 AERO
TIRE : CONTINENTAL COMPETITION (F:5.1bar R:5.3bar)
・目標
10位以内(来年の全日本選手権出場資格の獲得)
・結果
3位 (45人中)
・内容
コースは今年もたくさん走った群馬CSC.ただ最後に出場したのは逆回りだった6月のE1,2,3交流戦で,順周りは半年ぶりになった.今まで順周りの群馬でいい順位だったことがなかったので正直順周りに対する苦手意識はあった.しかも今回のレースはJプロツアーで現に走っている選手や過去に走っていた選手が多数参加していたのでレース前は割と不安だった.
そんな不安はあったもののレース前はかなりラフな雰囲気だった.最近レース会場に知り合いが増えたのもあって全然緊張しなくなったのはいいのか悪いのか...
数少ないし舐められがちな平坦の民千葉県民
どんな顔やねん
当日の朝は冷え込んでいたので長袖インナーを着ていくか迷ったが,レース前は日差しもあって温かくなってきたのでいつも通り半袖ジャージでスタートした.
スタート後すぐにアタック合戦が始まったのでリスク回避のために集団前方~中盤にいるようにした.しかし今回のレース,強くて経験がある選手ばかり.みんな走り方がうまくて落ち着いていたので集団の中盤から後方に下がっても安心して走ることができた.逆に自分の走り方が下手なのが目立ってしまったと思う.
時々いいアタックがかかり10秒くらいのギャップはできたりするが,集団もまだみんな足がある状態だったのですぐに潰されていた.目立った動きとしては群馬グリフィンが複数人でアタックをかけていたこと,RCC中里さんのキレのあるアタック,麒麟山本田さんの一人逃げ,元宇都宮ブリッツェンで元全日本チャンピオンの鈴木真理さんのトルクのかかったアタック,というところ.本来ならそのような仕掛けに対してすぐに反応したいところだが,今までの経験上群馬のレースは序盤から動きすぎると終盤の心臓破りで千切れることが予想できたので集団がある程度活性しているうちは足をためることにした.
そのような状態がずっと続いたのだが7周目あたりで集団が落ち着いてかなりのんびりなペースになった.この時点でレースの半分を消化し,残り距離が30kmちょっとになっていた.足の状態は温存していたこともあってかなり良かったのでここからは自分から攻撃を仕掛けようと考えた.残り5周に入ったくらいで群馬グリフィンの小山選手がスルスルっと抜け出したのでこれは行くしかない!と思い飛び乗った.後から知ったのだが小山選手はもともとシマノレーシングやヴィクトワール広島で走っていたらしく登りも平坦区間もかなり速いペースだった.自分も同じくらいローテを回したいところだったが,自分のペースが遅いため先頭交代の合図を出す前に先頭交代される感じだった。
1周ほど逃げて9周目に入った後のアップダウン区間でフィッツの中村選手が追いついてきたのでしばし3人でローテを回していった.このタイミングで集団とのギャップ23秒と聞いたのでもしかするとこのまま逃げ切れるんじゃないかと思い始めた.3人の逃げになった後もやはり1番強いのはグリフィン小山選手だった.小山選手が先頭をひく時間が長くなっていたので申し訳ないな~と思いながらも最後まで逃げ切れるように休めるところでしっかり足を休ませることを意識して走った.めっちゃきつかったけど.
ラスト3周で後ろからRCCの中里選手がブリッジしてきて登りのペースがさらに上がり,追いついて1度ローテに入って千切られてを繰り返すことになる.一緒に逃げていたフィッツの中村選手もおなじくかなりきつそうだ.この時点で足がある二人(中里選手,小山選手)とそれにぎりぎりついてく二人(自分,中村選手)という構図になっていた.ラスト2周のアップダウン区間で千切られた後3秒~5秒くらい前の二人と差が開いたがここで千切れたら集団に埋もれて終わる~と思いごまかしごまかしで前を追った.幸い前2人のペースが落ち着いたタイミングで再び追いつくことができた.
そのままラスト1周に入り後ろとのタイム差が30秒以上あると伝えられたのでメンタルが少し回復した.そのまま金魚の糞状態で最後の心臓破りに突入.ここでRCC中里選手がキレッキレッのアタックをして無事レースが決まった.ほんとに同じ人間かよって思うくらい強かった.このアタックには最初から逃げていたグリフィンの小山選手もついていけず,中里選手,小山選手,自分,中村選手という順番で登り終えた.そしてゴール順も変わらず3位でゴールとなった.
やられた...
ゴール後は無事に全日本選手権の出場資格をとれたことで安堵があふれた.あと確実にレベルアップできていることがわかったので今年最後のレースながら収穫は多かった.
そして一般のレースが終わった後は高校生男子のレースが始まった.これには弊チームの期待の次期エース大森,もとい,稀代の天然ボーイ大盛が出場した.今年の前半戦は登りの弱さが目立っていたが最近その弱さを克服しつつあるのでかなり自信をつけてレースに臨むことができていたようだ.
レース内容は彼のブログを参照していただきたい.
kosukeomori1120.hatenablog.com
そんな大盛りのリザルトは6位で見事全日本選手権の出場資格獲得となった.
おじゃっちゅ
・反省,まとめ
良かった点
色々あってチームからは二人で参戦となったがどちらもしっかりと目標達成することができた.
先週の霞ケ浦ロードレースと同様逃げ切りで着ることができた.(実は先週の優勝よりも今回の3位の方がうれしい笑)
シーズン後半戦の南魚沼,霞ケ浦TT&RR,高石杯すべてで表彰台に登壇できたことは素直に嬉しかった.
反省点
下りのコーナリングが下手だった.E3ではあまり感じなかったがレベルの高いレースに出ると自分のスキル不足が顕在化した.
逃げた後の走り方もまだまだ改善点が多い.特にペース配分,ローテの回し方等.ここはこれからの課題点として練習でも積極的に試行錯誤してみたい.
撤収後いままで行ったことがなかった猿ヶ京方面にあるまんてん星の湯という温泉に行った.レース後は温泉に限る!
虚無
photo by Sugaさん