【草レース?】木祖村2Days
お久しぶりです!横矢です。
去年は毎日日記をつけようと意気込んでいましたが、無事N日坊主で終わり、気がついたら最後のブログから半年経っていました😅
手短に近況報告をすると、高校3年から4年間お世話になったBMレーシングを卒業し、今年からは山梨を拠点に活動しているAvenir Cycling Yamanashi (アヴニール) というプロチームに所属しています。
今年はアヴニールとして既に鹿児島、富士クリテ、掛川、チャレンジロード、東日本ロードクラシックに参加し、エリートツアーとの違いに戸惑いつつも掛川では逃げに乗り、東日本ロードクラシックの2日目では18位に入れたりと少しずつですがJPTのレースにも慣れてきました。
近況報告はそんな所で、本題の木祖村について。
このレースは一応草レースですが、ステージレースとなっていて上位に入ると全日本選手権の参加資格を得られるレースとあって参加者のレベルは高め。
周りの人の話を聞くと例年よりもレベルは高かったらしいですが、だいたいE1とJPTの間位のレベル感でした。
去年E1で同じレースを走っていた多くの選手が参加するということで、ワクワクしながらレースに臨みました。
機材
ロード
ホイール : FAR ventoux C series
ステム : onebyesu スージーステム100mm
ハンドル : deda zero100 deep
パワメ : shimano 9100p
タイヤ : vittoria corsa 25c (F,R共に4.8bar)
チェーンリング : dera 53-39
スプロケ : アルテ 11-28
TT
フレーム : ㊙️
ハンドル周り : もちもちエンジニアリング謹製
ホイール : shimano duraace 9000 c75
タイヤ : vittoria corsa 25c (前後共に5.2bar)
パワメ : power 2 max
チェーンリング : 石 54T(ナローワイド)
スプロケ : アルテ 11-28
補給食
Maurten ジェル(カフェイン無し&カフェイン入り)
Maurten 水に溶かすやつ
羊羹
前の日にかみたいと風間さんとおっぺいさんが作ってくれたジャムパン
バナナ
ウェア
ヘルメット : HJC furion
サングラス : evileye roadsense
ウェア : waveone
コンディション
体重 : 56kg
体調 : 3日前の練習のダメージ有り、暑さにはそこそこ慣れているが気温差が激しい日が続いて疲れ気味
コース
味噌川ダム周回 (1周9km)
参加メンバー
1.神村(ディフェンディングチャンピオン)
2.横矢
3.エリック
4.藤井
5.かずきっず
作戦
基本は初日のTTのタイムでエースを決めて走る。逃げには必ず誰か乗るようにする。
レースレポート
Day1-a 個人TT
結果 : 20位(総合20位)
TTはそこまで苦手意識が無いものの、TTバイクでテクニカルなコースを走るのは初めてだったので少し不安でした。試走でコースを3周走り、かずきやかみたいとコースについて話しながら頭の中で走るイメージを組み立てました。
ただ、攻めすぎてチェーン落ちやパンク、落車をすると一気にその後のステージに影響が出るので、順位を狙うと言うよりは大きく遅れないことを意識してスタート。
実を言うと、水曜日に東大の篠崎と筑波で練習した時に軽い熱中症になってしまい、地味に体に力が入らない状態だったので、どこまで走れるかは走ってからじゃないと分からない状況でした。
走り始めると思ったよりは回して行けたので前半で出し切らないようにセーブしつつ後半の登りへ
ラスト1kmまではいい感じだったが最後の登りで斜度が上がった時に、足がキツかったのとギアが少し足りなくて踏む感じになってしまい垂れました。
手元計測、ストラバ計測、車からの計測で11分50秒、オフィシャルだと何故か12分超のタイムでしたが結果的には20番目のタイムとなりました。
チームはかずきが4位、かみたいは痛恨のチェーン落ちで7位、エリックが10位でした。
ここでチーム総合はトップになったので午後のロードレースは黄色いゼッケンになりました。
パワーデータ↓
Day1-b ロードレース 81km
結果 : 36位
リーダージャージのグリフィン金子さんがTTで圧倒的なタイムを出し、チーム最高位のかずきでもタイム差は50秒程。個人総合を狙うのは厳しい状況でしたが、その差をひっくり返すには逃げに乗ることが最低条件。前半は自分と藤井で逃げを狙い、かずきとかみたいは有力所をチェックするという作戦。
2周目に藤井とセカンドチームのおっぺいさんが2人逃げを決めるも、藤井は鼻血を発射してしまいバックファイヤー。
そのままおっぺいさんが1人逃げになった状態で迎えた3周目の登りで、総合リーダーの金子さんがアタック。
自分は反応できたがきつくてそのまま追いつけず、チームからはかみたいだけが逃げに乗りました。
おっぺいさんは前待ちで逃げにジョインしたものの着ききれずにメイン集団に戻ってきました
完全に力がある有力所が入った逃げはあっという間にタイム差が開き、捕まえることは厳しそう。
途中途中でみんなの足の状況を確認するとエリックは問題ないがかずきがきつそう。
自分はペースで走る分には問題ないが、熱中症のダメージからか7~8倍になるとキツいという状態。
タイム差が開ききった状態で追走をかけても爆死することは明らかなので今日は最後の登りスプリントに集中することに。
結果的に逃げは6位のかみたいまでが集団に飲み込まれずに逃げ切り、集団は7位争いのスプリントに。
自分は終盤登りで苦しくなっていたので集団について行くことが精一杯になってしまい36位でゴール。
展開的にも結果的にも苦しいレースになってしまいました。
パワーデータ↓
Day2 ロードレース 126km
結果 : 21位
前日のダメージが思ったよりも残っているな…と思いながら宿を出発。
宿からコースまでは下って登って約8km。足を回してたら少しずつ動き始めて一安心。
今までの合宿の時の経験からも人と比べて2日目、3日目と調子が上がるタイプなので自信を持ってスタートラインに。
この日は前の日のロードレースと違ってチーム総合2位になってしまったので集団内でスタート。
この日も逃げに誰か乗りつつ、総合上位勢が動いたら必ずチェックという作戦。総合順位をひっくり返すにはかみたいが逃げに乗って集団にタイム差をつける必要があるので、もしもかみたいが逃げに入れそうな時はもう1人逃げに選手を入れてかみたいを温存しようとなりました。
2周目の登りで出来た逃げにはかずきが入ってくれたので、自分は集団の前の方で危険な選手が追走しないかをチェックすることに。
ちょっと落ち着かない状態が続いたもののそのまま2,3周すると逃げとのタイム差はぐんぐん開いた。そこまでで2,3人逃げからドロップしてくる選手がいたので逃げはいいペースなのかな〜と思いつつ走る。6名の逃げ、それを追う集団という構図になりました。
集団牽引は逃げに選手を送り込めてない、グリフィン、往来、多摩学連、ウェンズデー当たりが回していて、自分はその後ろに位置取り。
たまに弱ペの子が何故か逃げに乗せているのに牽引のメンツに混じろうとしてて不思議に思いつつも美味しい位置でレースを進められました。
そのままタイム差は2分30分近くまで開いたところでこれ以上タイム差を広げられないと判断したのか、牽引するチームは変わらないものの他のメンバーが前に上がってきて回すように。
ただ、それでも思うようにタイム差が縮まらなかったところで総合リーダーの金子さんが集団牽引に合流。
そのままアタックされて追走かけられる心配もあり、かみたいとちゃんとチェックしようと話したがそれは起こらずじまいに。
そしてかみたいとの会話はこれが最後になってしまった。終盤かみたいが着いているかどうか確認するのに手間取ったのでもう少し足の状態とかを聞いておけば良かった。
レースはその後金子さんによる、ほぼ1人引きのありえん速いペースでタイム差は30秒程に。
この時点でラスト3周程に。
かみたいがいなくなったのとほぼ同じくしてかずきが逃げからドロップ。集団に落ちてきた。
この時点で足があって勝負からめそうなのは自分とエリックに。
ここで考えたことは、
- エリックは恐らく最後のスプリントに備えるだろう
- 逃げとのタイム差は15秒程で頑張れば登り1つでブリッジ出来そう
- 自分が逃げに入れればエリックはスプリントに向けて温存できる
- かずきは集団に降りてきた時にできる限り集団牽引すると言ったが恐らくそこまで持たない
ラスト3周の登りで右側から弱ペの岩田がキレのいいアタック。反応しようとしたが集団の左側から上がろうとしたら前が詰まってしまい上手く上がれない状態に。するとエリックが腰を上げて追走に。
これは反省点になるが、エリックがスプリントに備え、自分が追走のチェックや追走の動きをしようとしている、と考えていることをエリックとしっかり確認出来ていないミスがあった。
行かせてしまった、と思ったがその動きは結果的に集団が飲み込んだ。そのまま裏のアップダウン区間へ。逃げとのタイム差がほぼ無くなったからか集団も若干牽制気味な状態で下りを終え折り返しの橋へ。
自分が勝負するならこのタイミングで抜け出し、逃げと合流、そのまま逃げ切って上位で入るしかないと思い、橋の中程で左側に寄っている集団から大きく右に離れてアタック。
橋を渡り追える位のタイミングで後ろを確認すると、普段は同じチームのあべげんが着いてきていて、集団は離れていた。
とりあえず抜け出す事には成功したので逃げにブリッジすることに切り替える。
最初の登りを終えて平坦になったところで逃げの3名?を捉えた。
結構足はいっぱいいっぱいだったので出来れば最後の登り前に追いつきたいな〜と思いながらあべげんとローテを回す。
が、願い叶わず最後の登りへ。
先頭で入るもペースを上げられず、それを見たあべげんはダンシングでスススーっとペースを上げて逃げにジョイン。自分は見えてるけど捕まえられない位置でラスト1周。下りへ
その後も前はずっと見えていて、ジワジワ差を縮められているがギリギリ追いつけない状態で裏のアップダウン区間を飛ばしていく。
結局裏の3分の2位の所で集団に追いつかれた。そしてあべげんが合流した逃げ集団も折り返し地点までに飲み込まれ、集団はひとつに。
最後の登りはほぼ最後尾で入ったが上手く前の方に上がれたので、エリックが少しでもスプリントしやすくしたい&はや掛け的な動きをチェックできるようにするという所で前から10ー20番位の位置をキープ。
特に動きは無く、そのまま最後の登りスプリントになりそうだったので集団先頭で上りに入り、悪あがきを、と思ったがそんな足は無くズルズルと後退。
結局集団からは離されてしまい、37秒遅れの21位。
自分の前にいた日大柚木くんはシクロの全日本チャンピオンよろしくウィリーで楽しそうにゴールしてた。
総合成績は1日目の終わりから変わらず15位。
パワーデータ↓
反省点
良かったところ
- 暑かったけど補給が上手く出来て、脱水・ハンガーノックになることなく走りきれた
- いつもよりチームとして作戦を動かしながらレースが出来た
- 宿のご飯がめっちゃ美味しかった
改善点
- いつもよりコミュニケーションを取ってレースを進められたが、大事な所で情報共有が出来ていなかった
- 2日とも逃げに乗りたいが自分は逃げに乗れなかった。原因として考えているのは1分~3分の高強度が他の選手と比べると苦手なようなのでPのレース、全日本に向けてここを強化する必要がありそう。
- ブヨに刺された
色々ありましたが2日間怪我なく走りきれました!
サポート、応援ありがとうございました🙇♂️
次戦は6/4の学連の個人TTに出場予定です!
TT頑張るぞー💪('ω'💪)