JBCF霞ケ浦タイムトライアル&ロードレース

4位入賞に終わった南魚沼ロードレース↓の借りを返すべく10月15日,16日に開催された霞ケ浦タイムトライアル&ロードレースに参加した.

sneakattackerbmsangalearner.hatenablog.com

 

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霞ケ浦タイムトライアル】

・機材

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フレーム:ORBEA ORCA OMR

ホイール:EASTON EC90

DHバー:プロファイルデザイン

 

(使っていたキシリウムエグザリットが死にかけでホイール難民になっていた所ゆうさんが貸してくれました。感謝🙏)

 

 

 

・目標

5分20秒切り&入賞

 

 

 

・結果

6位/51人中

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・内容

4kmの全くアップダウンのないかなりシンプルなコースだったのでレース前の分析として考えていたのは以下の三点だ.

・最初の住宅街はそこまで差がつかないから42km/h~44km/hくらいで抑えて走る

・道が細いからコーナーは慎重かつスムーズに

・湖畔沿いのサイクリングロードはいかにスピードに乗せて維持するかが大切

 

当日は出走前に東風が吹いてきたため上の3つに加えて,

・折り返しまでいかにタイムロスしないように,かつ足を温存するか

・折り返し後はどこまでスピードに乗せられるか

がキーポイントになった.

 

正直最後の直線だけを見るとTTバイクが圧倒的に有利な状況だったので,ノーマルバイクの僕は安定した走りとコーナリングで勝負することに決めた.

 

実はこのレースの前々日に参加した某夜練で個人TT練をして,そこで26kmをAve42.3km/hで走れたので巡行能力はそこそこ自信をもってレースに臨むことができた.4kmのコースなので5分20秒で走りきると大体Ave45km/h.同じチームの大森とも話し合ってこのタイムをターゲットにすることにした.

 

いつも通り30分くらいのアップメニューをこなし,あまり慌てることなくスタートラインにつくことができた.

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で,スタート.

予定通り最初の住宅街はあまり踏まずにトラブルなく抜ける.そして田んぼの中の1本道に突入.ここで一番の反省点があった.

この田んぼの中の道なのだが,結構ガタガタしていてペダリングのリズムがつかみずらいのだ.少し重めのギアで走っていたのだがここで少し減速してしまい44km/hくらいで走っていたのに41km/hくらいまでスピードを落としてしまった.

しかし,やばい!と思いすぐに上げなおして何とか44km/hくらいに戻すことができた.

そしてそのまま折り返し地点を通過し,最後の湖畔ストレートに.この時点でおおよそ3分たっていたから残り2分20秒でゴールしなければいけなかった.

 

正直田んぼの1本道区間のスピードの上げなおしで結構足に疲労が来ていたが,湖畔ストレートは追い風だったからここは我慢と言い聞かしてひたすらケイデンスを上げていく.

ゴールが見えたとき,サイコンの計測時間が予想よりも早かったのでメンタル的にはかなりいい状態で出し切ってゴールできた.

 

記録は5分15秒366 Ave45.66km/h

TTバイクを使用する人が多い中ノーマルバイクのDHバーポン付けで入賞できたのは嬉しかった.上位2人は3位と約10秒差とかなり異次元の走りをしていて,別格だったので昇格できなかったことに対する悔しさはあまり感じず,むしろ翌日のロードレースに気持ちを切り替えられたので良いレースにすることができた.

 

 

 

[霞ケ浦ロードレース]

さて,ここからが本題の霞ケ浦ロードレース.

忘れられないレースになった.

 

 

・機材

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・結果

1位🏆/62人中

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・内容

レース当日はやっぱり雨。弊チームに大盛りという雨男がいる限り雨雲は友達なのだ。

 

当日試走の時間がなかったので前日のタイムトライアルが終わったあとに試走しておいて良かった。

 

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コースレイアウトは

お城前スタート&ゴールで、スタート後直ぐに下りがあり、その後テクニカルな住宅街を通り抜け、田んぼの1本道を抜けたら湖畔沿いのサイクリングロードを通り、最後にパンチのある短い登りでゴール

という様子。

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この日もいつも通り30分のアップをしてしっかり体を温める。

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雨に加え風も出てきてかなり体温が奪われる状況だったのでサポートのゆうさんに傘をさしてもらいながらアップをした。

 

 

少し早めに検車に向かい、スタート前の位置取りはかなり良さげだ。

E3の前に行われていたE2を観戦しながらスタートを待つ。

E2には弊チームの大盛り以外にも練習でお世話になっている方が何人か出ていたので見ている方も熱くなった😤

E2の着順はオッティモの小林さん、フリーダムの佐々木さん、湾岸の安宅さん、うちの大盛りという順で、千葉勢が大活躍。

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自分も負けてられないな!いい刺激になった。

 

 

その後スタートラインに着いたのだが本当に寒い。🥶

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幸いコースの1番端にいたのでスタート30秒前まで傘をさしてもらい、上着も羽織った状態でスタートを待つことが出来たが、周りの選手は走る格好で雨ざらし&吹きっさらしだったのでみんなブルブル震えていた。

 

 

さて、今回のレース前に考えていたことは次の3つだ。

・レース距離が42.3kmとかなり短いので最初からどんどん仕掛けても大丈夫

・1番スピードが出る湖畔沿いのストレートは追い風で、それ以外の場所はコーナーがテクニカルだったり道が狭いため集団のアドバンテージが少ないからいつも以上に逃げが有利

・自分的には3~4人で逃げたい

 

そんな事を考えつつ10時にやっとスタート

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集団の真ん中より少し前位でスタートしたものの、今回はローリングがかなり短かったので直ぐにペースが上がり、中々前に出ることが出来なかった。

そのままの位置で田んぼ区間まで行ってしまい、前がよく見えるところまで来た時には既に先頭はかなり遠く、中切れも多数起こっていた。

湖畔沿いのストレートに入った後、ここで追いつかないとまずいと思い、中切れした集団3つくらいすっ飛ばしてなんとか先頭に出た。

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中切れした集団は単純に寒さで足が回らずに千切れたという様子で、先頭に出てみるとみんなある程度足が回っていて比較的落ち着いていた。

湖畔ストレートが終わりかけるタイミングで足は回復したので周りの足の様子を見るためにも登りでアタックしようと考えた。

先頭から4番目位で最後の登りに入り、アタックしようとしたらユーキャンの佐藤くんがほぼ同じタイミングでかけたのでそれに便乗。

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登りきった所で後続と少しギャップが出来ていたのでこのまま逃げを決めるために全力で踏む。

しかし、寒いのが大の苦手なのでなかなか足が回らずスピードも乗らない。佐藤くんに少し長めに前を引いて欲しいと伝えると快く了解してくれたので暫し足を回復させることに集中する。これが本当にありがたかった。

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3周目位まで少し長めに引いてもらったお陰で体も温まり、足も回るようになったのでここからはなるべく同じくらい前を引くように意識する。

走っている時は気づかなかったのだが、実は佐藤くんは前日のタイムトライアルで4位に入っていた。どうりで平坦が速い。

佐藤くんから声をかけて貰えてメンタル的にも助けてもらいながらなんとかレースの半分を消化。

一時は追走をかけていたpromotion athleteの藤本君やリンクビジョンの石井くんに15秒差まで詰められたが、レースの半分を終えた所では30秒位差を広げることができた。

 

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ラップクリップの結果を見るとよく分かるのだが自分たちは毎週ほぼ同じペースでラップしていたのでかなり安定して逃げ続けられていた。

 

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残り3周程で後続との差は更に開いて、45秒〜53秒という表示が見えたので逃げ切りを確信。

落車とかパンクとかつまらないトラブルがないようにコーナーはかなり慎重に走った。

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ラスト2周の最後の登りで佐藤くんがアタックを仕掛けたがここはしっかりとついて行く。

牽制し合って折角広げた後続との差を縮めてもなんの意味もないので追いついたあともしっかりローテを回した。

 

ここで自分が考えたことは

・平坦は確実に相手が速いから平坦でアタックしてもあまり勝機はない。

・逃げ始めた時に前を引いてもらったので自分からは仕掛け難い。

・登りは自分の方が登れそう。

・自分の足はまだしっかり残っている

 

ここから自分が出した答えは

・先にアタックさせて2~3m明けて後ろにつき続ける事で相手の足も削りつつ最後の登りに入ったタイミングでさす

というものだった。

 

問題はこの作戦をどこで実行しようかということだ。だが思ったより簡単に実行できた。

田んぼ区間に入ってすぐに先頭交代したら少し速度差がある状態で交代されたため自分と佐藤くんの間に少しギャップができた。

佐藤くんは後ろを振り返った後、そのままアタックを仕掛けたため、そこから作戦を始めることにした。

 

湖畔ストレートに入ったあと、更にスピードを上げられ、一瞬差が開きかけたがいつもの朝練のきつさを思い出しまだ行けると自分に言い聞かせる。

やはりタイムトライアル4位なだけあって平坦は速い。追い風だったがひたすら52~3km/hで踏まれたのでさすがにキツかった。

しかし湖畔ストレートの2kmを無事に耐え、登りに入る前のテクニカルなコーナー部分で少し差を詰める。

そして最後の登りは文字通り全力で踏む。

イメージ通り、速度差をつけて抜かすことが出来たので後ろにつかせずに突き放すことができた。

そしてそのままゴール。

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ポーズに迷った結果普通のガッツポーズを繰り出した。イメトレ足りなかった…

 

公式戦で勝ったのはこれが初めてなので本当に嬉しかった。

 

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【反省】

・3戦連続表彰台でやっと昇格できたのは嬉しい.

・逃げているときにローテの回し方,踏み方等走り方がまだまだ下手だと感じたので今後の練習でもっと意識してみる.

・勝ち方にこだわらずこれからもいろいろな攻め方をしてみる.

・普段参加させてもらっている練習会の成果が如実に表れた.

 

 

 

・最後に

2日間の間にサポートしてくれたなーさんやゆうさん達ありがとうございました🙇‍♂️

 

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温かいお風呂とご飯は世界で1番幸せ。

 

photo by asatoさん、いかりくん、ゆうさん、いしっしーさん、仁さん、デカ盛り

 

asatoさんいつも綺麗な写真を撮っていただきありがとうございます❗️