大磯クリテリウム 第4戦 エキスパート
2月21日に開催された大磯クリテリウム第4戦のエキスパートクラスに出場した。冬場に行われる貴重なレースということで関東の競技勢が数多く参加するこのレースだが、今回初出場だった。また今年初レースということで気合十分で臨んだ。
このレースは大磯プリンスホテルの駐車場で行われるレースで1周800メートルの周回コースだが、S字コーナーやヘアピンコーナーが設けられており、海沿いというロケーションなので風が吹くことも多く、集団内での位置取りや走り方が大切になるレースである。
【当日のコンディション】
1月の後半からあまり外で走れておらず、室内トレーニング中心であったため一週間前のチーム練では散々な走りだったのであまり調子は良くなかった。一方で調子の悪さを補うべく走り方や位置取り方法についての知識は事前に改めて復習してイメージトレーニングは万全だったので頭の方の調子は良かった。
【使用機材】
フレーム:KUOTA KHARMAEVO 2016
ホイール:フロント・Fulcrum Racing5 リア・Mavic Cosmic Pro Carbon
タイヤ:フロント・Continental GP5000 25c リア・Goodyear Eagle F1
ギア比:フロント・52‐36 リア・11‐28
【天候】
晴れ・花粉・20℃・西風(7m/s)
【結果】
18位 (トップから20秒差)
【振り返り】
前日は早めに寝たがなかなか寝付けず結局眠りについたのが12時過ぎたため当日の朝は少し眠たかったが生命の源であるエメマンを飲んだので、会場入りする頃には頭もすっきりとしていた。
自分が出場するレースまでに2回試走できるタイミングがあったのでコーナリングのラインを確認しながら走った。やはり小田原コーナーのヘアピンとシケインのライン取りが重要になりそうだ。
景色最高!
↑遠近法がバグってる
アップのメニューは、
5分くらい流し→10分ビルドアップ(心拍90→190bpmまで)→5分流し
いままでレース前に行っていたアップよりも大幅にきついメニューだったので疲労がレースに影響しないか心配になったが結果的には良い影響となった。
レース前は同じクラスに知り合いが何人かいたこともあり、談笑しながらリラックスできたのであまり緊張しなかった。
今回レース中に意識したことは
・第3戦までの動画から、序盤で逃げが生まれて15秒くらいギャップができても逃げ切りは難しいことから逃げには乗らない。
・集団後方はインターバル地獄なので落車回避&中切れ回避のためにも集団の前方15人くらいまでのなかにいること。
・栗村修さんの本に書いてあった、コーナー前で少しだけ前との距離を空けて、コーナー抜けるくらいで追いついて足を使わないようにするテクニック
・走り方が危なそうな選手が前にいるときは足を使ってでも前に出る。
・向かい風のバックストレートと集団の前に出たときは極力状態を下げて空気抵抗を減らす。
である。この日は予報通り風がかなり強かったので特に位置取りを意識した。
定刻通りに号砲がなり、1周のローリングの後リアルスタートを切った。スタートが最前列だったので焦ってポジションを上げる必要がなかったため落ち着いてレースを開始することができた。
3周目くらいで2人逃げができたときにメイン集団の先頭にいたので、アップを兼ねて軽くブリッジをかけてみたがなかなか差が詰まらなかったのですぐに集団に戻った。この時に心拍は180くらいまで上がっていたが足はまだまだフレッシュだったのでしばらくは集団内で様子を見ることにした。
↑ブリッジの試み
何周かしていると集団のなかでも流れが良いラインがわかってきたので帰宅ラッシュの西船橋駅を早足で歩くときのイメージで走ると、ほとんど足を使わずに集団の前に位置取りができることに気づいた。
そんな感じであまり体力を使わずにラスト3周のバックストレートまで位置取りもうまくいっていた。が、小田原コーナーを抜けた後の立ち上がりで二つ前にいた選手が落車してしまい、それに突っ込んだ二人のバイクに道をふさがれてしまったのに加えて後ろから来た選手のペダルと前輪が絡まったため体もバイクも無事だったものの走り始めるまで時間がかかってしまった。
復帰してから全力で集団を追ったが追いつけず20秒差の18位でゴール。無念。
【反省】
久しぶりのクリテリウムで若干トラウマになっていたコーナリングを克服できたこと、集団の中での位置取りの経験値を上げられたことは大きな収穫になった。
今回は特にレースに向けてのトレーニングはしていなかったのでシーズンが始まった後のレースに向けてのコンディショニングはまた考える必要がありそう。春休みを使って外でのトレーニングを増やしていこうと思う。
サポート面での課題は、陣地が散らかりすぎていること、椅子があった方が良かったこと、ローラーが人数分なかったことだと思う。次回のレースで改善していきたい。
↑期待の新人と隊長
今日の1枚