第5回 BM杯 

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12月12日に開催された、今年で5回目を迎える毎年恒例のチーム内レースであるBM杯に参加した。今年はアンダー23のメンツが急激に増えたことなどもあって、前回参加した2年前からメンツが濃くなり、試合前は初参戦組がどのような走りをするのか楽しみであった。

 

 

 

まずは結果から

 

 

 

【レース内容】

個人TT

個人TTはこのコースの特性上コーナリングのラインどりやペース配分が非常に大事なので今年は2年前の反省を生かしてタイムを伸ばそうと決めていた。具体的には、

・スタート後のコーナー区間はあげすぎない

・下り後の直角コーナー、ラストの登りで膨らまないようにする

ということを意識した。

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個人TTゴールシーン

一昨年は最初からあげすぎたためラスト500mくらいはかなり垂れてしまったことでタイムを落としてしまったが今回はすこし抑え目で入れたので最後まで垂れずに踏み切ることができた。その結果として2年前の2分10秒から8秒タイムを上げることができた。

 

 

 

★1時間エンデューロ

この1時間エンデューロでマークするべきライバルは主に3人…

・井狩先輩 (23連勤術師。最近トラックに目覚め、以前より瞬発力が上がっているが社畜の影響か二週間ロードに乗れていなかったらしい。二年前のチャンピオン)二年前は集団後方に下がったタイミングでアタックをかけられたため今回は常に近くにいることを意識。 💀危険度☆☆☆

・高橋ひとしさん(トラック全日本の第1回マディソン王者。またパラサイクリングでパイロットの経験もあり。)経験値、パワーともに別格でありしっかりとマークする必要があり。いつも自転車がピカピカなことで知られる。💀危険度☆☆☆

・ナッパさん (BMの数少ないスプリンター。以前からトラック主体で活動しており、趣味はコンビニ休憩中に同行者のバイクにまたがり最大パワーを勝手に更新すること。)スプリントになるとほぼ勝ち目はないのでゴールスプリントになる前に千切っておく必要あり。 💀危険度☆☆

 

これ以外にも千葉経済高校でトラック主体で活動していた江口やディフェンディングチャンピオンの多田君も少し意識していた。

 

 

スタート~30分

しゃべりながら走れるくらい落ち着いた展開だったので足の状態を知るために一度アタックをして1周くらい逃げてみた。思ったより足の疲れはなくしっかり回っていたので一度集団に戻って展開が変わるまでは軽めのギアで回して足をためた。

 

 

30分~

30分を過ぎたあたりで井狩先輩がアタックをかけ始めたのでしっかり前に位置取るようにしてすぐに反応できるようにした。何回かアタックがあった後、後ろを見ると集団が割れていて先頭集団は、井狩先輩、ナッパさん、ひとしさん、北総の高校生、自分になっていた。北総の高校生はかなり地足があるタイプのようだったがローテやコーナリングですこし不安なところがあったので千切るついでにスプリントが強いナッパさんやひとしさんに足を使わせるためにもアタック合戦に参加した。

この時点でアタックをかけてスプリンターを振り落としたい自分と井狩先輩 vs ゴールスプリントに持ち込みたいナッパさんという構図になっていた。

ラスト15分を過ぎたくらいからここでライバルを振り落とさねばということで本気アタックをかけてみたが引き離すほどの足がなく吸収されてしまう。

このあたりからは自分と井狩先輩がカウンターアタックを掛け合い、牽制するという流れになってしまい本来振り落とさなければならないナッパさんに足をためる時間をあたえてしまった。

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絞られた先頭集団

結局この状態のままラスト1周に入ってしまった。ラスト1周に入るタイミングで先頭は井狩先輩、ナッパさん、自分の三人に絞られていた。一番スプリント力がない自分はゴールスプリントでは勝ち目があまりないので早掛けして潔く勝負しようと思い、ラスト500mくらいの下りからの登り返しで会心のアタックをかけた。が、踏み続ける足がなくラストの登りで追いつかれてしまった。

結局最後の50mくらいでひとしさんにも追いつかれ4位でゴール🏁

 

 

 

 

【まとめ】

・チームとして良かったこと

二年前の個人TTで2分一桁台に二人しかいなかったが今年は2分5秒までに4人とチーム全体の選手層が厚くなったと思う。チームとしてもアンダー23勢に他チームから加入してくる選手が多く、今回のレースには参加していない人も多くいるため実感以上にチームの戦闘力は上がっていると思う。

1時間エンデューロでも二年目は単純に足がある人が最後まで残るだけのレースだったが、今年は各々の思惑が絡んだ、よりレースらしい展開が生まれたことはチームとしてのひとつの成長だろう。

一方で急激に人数が増えたのでチームとしてのまとまりを保つことが来年も一つのテーマになると思う。チームをまとめるための枠組みはできているので、今年の経験や反省を踏まえつつ来年以降のチーム活動に活かしてより強いチームBMレーシングになれるようにしたい。

 

・個人的な振り返り

約1年間受験のために戦線離脱してから今年の4月に競技活動を再開し、ひとまずは受験前のレベルまで体力を戻すことを目標に練習をしてきた。レースの結果はどれもよくないものだったが、走りの面では受験前よりもアタックのときのキレがよくなったり高速巡行も以前より長い時間できるようなったと思う。また受験期を挟んだおかげで自転車に乗ること自体を楽しむという本来の楽しみ方を再発見でき、メンタル面でも以前より強くなれたと思う。

また今年は身の回りの環境がガラッと変わった1年でもあったので来年は身の回りの環境を整えつつ結果を残せるようにしようと思う。

 

今回このような状況で開催していただいた大山さんや運営していただいた皆さん、本当にありがとうございました。

 

 

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今年の1枚